アンチ害虫

農業と害虫 農薬使用のバランス

戦後の高度経済成長期において農業技術の発達していった中で、特筆すべき事柄の一つは、農薬と化学肥料の使用です。
それ以前の農業は、古来多くの人手と有機肥料を前提としたものであったのに対し、こうした戦後の新しい農法は農業生産の著しい効率化をもたらしました。
農薬と化学肥料が害虫と天候による凶作を著しく緩和したといっても過言でありません。
しかしその一方で、過剰な農薬使用による残留農薬の被害などが社会問題化し、そのことへの反省から、今日ではヒトや環境に優しい無農薬農法や有機栽培が指向されています。
農薬を使用する場合であっても、収穫時やその後の流通段階で農薬が基準値以下となるよう厳格にコントロールされています。
その意味で残留農薬が社会問題化していたころと比べ状況は著しく改善していますが、それでも飽き足らない消費者は完全な無農薬栽培によるコメや野菜を求めるようになっています。
また、同じ農薬でも、化学合成による農薬と比べ、人体や環境に優しい有機農薬(生薬を材料にした農薬など)で害虫を排除する農法なども工夫されています。

農業における、害虫駆除の方法とは

 農業において極力避けなければならないのが、害虫による農作物被害です。
害虫被害に遭っても一定量の収穫量が見込める作物もありますが、中には収穫量がゼロになってしまうものもあります。
一般に耕地面積が大きければ大きいほど、同じ作物の栽培年数が長ければ長いほど、害虫による被害は甚大なものとなります。
つまり、大きな農家ほど被害を最小限に食い止めなければならないのです。
 害虫駆除の方法はいくつかありますが、、農薬を使うことが一般的でしょう。
近代化された農業では、ほとんど必ずと言って良いほど使用されています。
しかし、過剰な使用、含まれている成分によっては、人体に多大な悪影響を及ぼすことに注意しなければなりません。
レイチェル・カーソンが著書「沈黙の春」の中で批判しているように、農薬は人体を、そして自然を破壊するものです。
購入した野菜や果物は買わないか、さもなくば充分に洗ってから調理することを心がけましょう。
 勿論、環境に一切ダメージを与えないやり方も存在します。
虫除けネットをかけて保護するのは、単純ですが強力です。
また、作物の間にたの作物を植える混植や、耕地に交代で別の作物を植える輪作、互いに影響を及ぼし合う植物同士を植えるコンパニオンプランツなどは、科学的観点から言っても大変効果的な方法です。
農薬を使用しないとなれば何倍もの手間がかかりますが、それだけに安全面、味共に非常に優れたものになるでしょう。
 

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最終更新日:2017/4/13